
秋のくすみの原因は、「夏に受けた紫外線ダメージ」と「血行不良」。
紫外線の量は夏を過ぎると落ち着いてきますが、夏の間に受けた紫外線ダメージは肌の内部に蓄積されてしまいます。
その結果、蓄積されたメラニンが「くすみ」として秋にあらわれてしまいます。
また、血行不良もくすみの原因に。
肌の色は血液中の赤い色素「ヘモグロビン」に影響を受けます。
たっぷりと酸素を抱え込んだヘモグロビンは鮮やかな赤色をしています。
一方、酸素をもたないヘモグロビンは暗い赤色となります。
血行が滞ってしまうと血液中の酸素量が減り、血液自体が暗い赤色となることで顔色がくすんでしまいます。
こどもの頃、冷たいプールに長時間入っていると顔や唇が青紫っぽくなったことはありませんか?
チアノーゼといわれるこの症状ですが、これも酸素を持たないヘモグロビンが増えてしまったために起こるもの。
秋は急激に気温が下がることがあり、身体が冷えやすい時期。
つまり、血行不良によるくすみが起きやすい時期なのです。
夏の間に紫外線を受けてしまったのだから仕方がない……
とあきらめるのは待って!!
美白化粧品の効果がいちばん現れるのは、秋~冬の紫外線量が少ない時期だといわれています。
そのため、あきらめるのではなく、この季節こそ美白ケアが重要!
美白化粧品の効果はすぐには出ないもの。
だからこそ、根気強く続けることが重要です。

紫外線によるくすみ対策に効果的な栄養素は、ビタミンC。
メラニン色素の沈着を抑える効果があるといわれています。
私がこの時期使っている美白化粧水「MC2 ホワイトニングローション」にもたっぷり配合されています。
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また、食物として摂取するのもオススメです。
秋におすすめのビタミンCを含む食材は「さつまいも」。

ビタミンCというとフルーツというイメージですが、さつまいもに含まれるビタミンCはリンゴよりも多いのです(100g当たりの比較)。
熱に弱いビタミンCですが、さつまいものビタミンCはでんぷんに守られているため、加熱しても壊れにくいのです。
そのため、焼いても蒸してもビタミンCをきちんと摂取することができます。
秋の味覚のさつまいも、いろんな調理法で楽しんでくださいね。

冷えによる血行不良は温めることが重要!
夏の間、シャワーだけですませていた方も、しっかり湯船で温まることがくすみ改善への近道。
長時間湯船につかる時間がないという方は、半身浴ではなく、肩までしっかり浸かる全身浴がおすすめ!
効率的に身体全体を温めることができます。
血行不良によるくすみに効果的な栄養素はビタミンE。
末梢血管を広げて血流を改善してくれる効果があるといわれています。

秋におすすめのビタミンEを含む食材は「鮭」。
最近では一年を通して販売されていますが、実は鮭の旬は秋。
同じ食材でも、旬の時期にとれるものは他の時期より栄養豊富だといいます。
季節を感じるためにも、ぜひ食卓に取りいれてみてくださいね。